ブランディングに欠かせないロゴデザインで「和」を意識するものではかなりの確率で筆文字が使われます。
ただ、筆文字と言ってもネットで落とせたり、広く販売されている様な画一的なものでは他社との差別化ができないだけでなく、クライアントのロゴに対する思い入れも期待できません。
よく居酒屋や和菓子店のロゴでそういった既製のフォントのロゴを見かけることがありますが、やはりお店の価値観を高めているとは言いがいのが正直なところです。
看板業者にそのまま丸投げしたり、印刷会社に何かの印刷物と一緒にロゴも任せてしまったりしてしまいがちなので、その様なことが起こってしまう場合が多いのでしょう。そこにはコストに対する考え方が表れているわけですが、オープン前の何かとお金が必要な時なので、少しでも節約したいという気持ちも理解できますが、これからスタートする自分のお店の顔であり、ブランドイメージを表現するロゴのデザインをあまりに軽く扱っていなでしょうか。
筆文字というのは「和」の印象を高めてくれるものではありますが、あまり手軽な方法をとると、かえって印象を落としてしまう可能性を秘めています。