豊富な和風フォント
最近では様々なイメージの和風フォントが数多くリリースされ、選択の幅が非常に広がりました。
さらに以前では日本語のフォントが非常に高額でしたが、最近はフリーのものまで数多く存在します。
もうDTPでも従来のモリサワフォント神話は崩れていますが、個人での使用や企画書などの用途では全く問題なく使うことができます。
フォントは豊富になったけれど
ただ、和風フォントが豊富になったことの弊害として店舗名や商品名まで既製のフォントで間に合わせてしまうようなことが多く見受けられます。チラシのキャッチコピーや店内のメニュー、パンフレットやホームページのミダスなどの使用であれば良いのですが、店や商品の顔であるロゴデザインにまで既製のフォントを使用するのはいかがな物でしょう。
当然のことながら既製のフォントは多くの人が使用しますので同じデザインの文字が世の中にあふれます。せっかく店の名前や商品のネーミングに知恵を絞って他との差別化を考えたとしても、ロゴのデザインで既成のフォントを使ってしまうと、目で見た印象に特別感が無く、見た人にイメージをわかせることができません。
このことは以前から店舗の看板などでよく見られたことですが、フォントが豊富になったことでさらによく見かけるようになりました。
大方の場合それは店や商品のネーミングだけを決めて後は看板業者や印刷会社に丸投げしてしまうということが原因で起こることが多く、ロゴデザインを軽視していることの現れです。
ロゴデザインを軽視しているようでは成功はない
店や商品名のロゴがいい加減なところで、成功しているのを見かけるでしょうか?
おそらくあまり見かけないはずです。消費者は実際に物を買って手に取るまでは、見た目に印象を重視します。食品や飲食店でも実際に食べてみるまでは、見た目で判断します。
その見た目の要素でロゴデザインというのは非常に大きな意味を持ちますから、ここで手を抜いているようでは消費者の気持ちはつかめません。
たった数万円のロゴデザイン料をけっちたことでその後のビジネスを台無しにしていることに気づかないようでは、他の要素にも気が回らないはずですから、失敗へ結びつくのも当然です。
和風のロゴデザインは洋風の物に比べてその傾向がはっきりと現れますので、手を抜くこと無く、オリジナリティーを大切にすることが重要です。そのことがビジネスの他の要素にも活かされ、成功への道筋をつくっていくことになるのです。